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野外調査の写真 - 積雪調査

2003年2月18日/医王山積雪調査

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写真1  イオックスアローザ・スキー場の最上部、医王山(939m)の中腹で調査を行った。 ここまで来るのに、リフトだけで来られるつもりだったのに、どういう訳かリフトが運休中で仕方が無く最上部は歩いて登ることに。 最上部のゲレンデ自体が営業していなかったようで、圧雪していない急斜面を登るのに手間取った。

写真2  西側には金沢市の街並み。こんなに近いとは思わなかった。 金沢市より向こうはすぐに日本海で、もう高い山は無いから、この医王山は日本海の方からやってくる北西季節風の最前線ということになる。 もちろん、金沢市を起源とするような化学物質も到達するだろうと思われる。

写真3  東側は庄川扇状地、そしてその向こうには利賀の山々。 利賀も観測地点のひとつで、北西季節風の流れに沿って「金沢市→医王山→利賀→・・・」という「北西→南東」方向を実感できる。

写真4  積雪は 2m ほどあったが、上部を除いてざらめゆきの層だった。つまり、雪が解けた水が浸透していたということ。したがって試料価値は低いかも。 標高が低すぎるからか、それともこの年がたまたま暖かすぎたのか・・・。場所としては非常にいい場所だけにとても残念。 スキー場なので、降雪があったときにすぐに試料を採りに来ることは可能だろうから、解ける前に頻繁に採りに来るようにすればいいのだろうか?

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