他の文書を頁内に埋め込む方法(従来の inline frame)
他の文書を頁内に埋め込む方法は、XHTML1.0 までは inline frame (インライン・フレーム; <iframe>)という方法を用いていました。 これを使うと頁上に別の「窓」が埋め込まれて表示され、その内部には別の文書を表示させることができます。 頁を分割して表示させるフレームの技術は目次の作成などに便利なため盛んに用いられてきましたが、 user accessibility の観点からフレームの使用自体が推奨されなくなったため、現在ではあまり見なくなりました。
XHTML1.1 では、この <iframe> というタグは採用されなかったため、別の方法を用いないと、同等の表現が出来ません。 しかし、<object> タグを用いることで、inline frame と同様の表現を行うことができます。
<object data="*****.html" type="text/html" height="70" width="300">代替 text</object>
<object> と </object> の間には代替テキストを挿入します。また、height と width の属性(単位は px)を指定して、表示される「窓」の大きさを規定します。
枠線は表示されるブラウザによって異なるようで、何も指定しない場合、FireFox と Opera では枠線が表示されないようです。これらのブラウザで枠線を表示させたい場合、CSS で { border:1px solid; } などと指定する事で枠線を表示させられます。